江戸川乱歩賞の受賞作というのは、どのくらい読んでいる
だろうか?
下記、サイトに過去の受賞作があるので、ちょっと調べてみた。
http://shinjinsho.seesaa.net/article/19834981.html
どうも、下記3作くらいかなということになった。しかし最初の
「高層の死角」は、古すぎて定かではない。
「高層の死角」 森村誠一
「写楽殺人事件」 高橋克彦
『テロリストのパラソル』 藤原伊織
ということで、もう少し受賞作を読んでみようかと思い立ち、
最初に選んだのが、高野和明の「13階段」だ。
これは、文句なしに面白かった。
最初の著者の言葉が良い。誠心誠意、低俗ではない娯楽作品
を作り続けていこうと思う。とのことだ。
その言葉に嘘はなく、わくわくドキドキ感が最後まで途切れず、
かつ、内容としても、とてもレベルの高い作品だった。
あえていえば、あまりに盛りだくさんすぎることくらいだろうか。
死刑囚の死刑執行の話がある。冤罪の立証の話がある。
殺人と応報の話がある。前科ものの更生の話がある。
そして、最後の手紙まで謎が解けないミステリーがある。
それも、ただのミステリーではなかった。
人間が描かれており、爽やかな終わり方でもあった。